2015年5月28日木曜日

松菱創業六十周年記念 京きもの逸品会「島田史子先生 スペシャルトークショー」


こんにちは、ブログ担当のHINOです(0∀0)-♪
梅雨よりも先に夏が到来したかのような日差しを感じることが多くなってまいりました。
ご来店のお客様も、半袖でお越しの方が多く見られ、すっかりファッションは夏モードに入っているのでしょうか。

今週の松菱では、6階催事場にて「松菱創業六十周年記念 京きもの逸品会」を開催いたしております。
日頃より6階にて呉服の取り扱いはございますが、伝統的な着物や逸品会の際にしかお目にかかることのでいない珍しい着物を見ると、蒸し暑くとも背筋がぴんと伸びるようです。
今会では、松菱創業60周年を記念すると共に、重要無形文化財に指定され今年で50周年を迎える日本の伝統芸能「歌舞伎」、その歌舞伎が流行した江戸の文化を合わせてご紹介いたしております。

松菱 着物逸品会,島田史子先生 歌舞伎トークショー,歌舞伎 着物展示


そこで、歌舞伎に精通された島田史子先生をお迎えし、5月31日(日)までの会期中、毎日2回スペシャルトークショーを行っております♪
 
 ■島田史子先生 スペシャルトークショー

 <期間中 1日2回開催>
 5月31日(日)まで
 1回目 午前11時~
 2回目 午後3時~

写真は、昨日行われたスペシャルトークショーの様子。
今では舞台を見に行く…となれば、午前または午後の部のチケットを購入し、決まった時間に集まり、幕が下りれば一斉に帰る…というのが普通の運び。
しかし、江戸時代の歌舞伎は、「通り札」というチケットを購入すれば、その日一日出入り自由。
「かべすを持って、歌舞伎を見に行こう」というのが定番だったとか。
「かべす」とは、観劇の際に持っていく3つのものの頭文字をとった言葉で、「か」は菓子、「べ」は弁当、「す」はお寿司だそう。
お弁当を持ってお寿司まで?!と今は思うかもしれません。
今でこそお寿司は主食として位置づけられていますが、江戸時代の日本でのお寿司とは、小腹が空いた時にちょっとつまむもの、だったそうです。
お弁当にお菓子、お寿司を提げて、家族揃って観劇に興じるなんてなんだか粋に感じます(0∀0)

歌舞伎の伝統だけでなく、歌舞伎役者の方々とも懇意にされている島田先生。
トークショーでは、歌舞伎の今昔はもちろん、親しい歌舞伎役者の方々とのエピソードもお話しいただきました。

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 ここの所、悲しいことの続いた歌舞伎界ですが
 若い方々は本当に頑張っていらっしゃいます。
 ぜひ、ぜひ、歌舞伎界を応援してほしい。
 歌舞伎の舞台から、客席はどのように見えていると思われますか?
 実は、歌舞伎役者には前の席から後ろの席までほとんどがよく見えているそうです。
 客席にお着物でお越しの方が多く見える日は
 『今日の客席は絶景かな!』と役者の方々は感じるそう。
 ぜひ、歌舞伎をご覧になる際は、
 お着物をお召しになってご覧になってはいかがでしょうか?


着物のこと、歌舞伎のことを楽しく分かりやすくお話しいただきました。
島田史子先生によるスペシャルトークショーは、5月31日(日)まで毎日2回開催いたしております。
ぜひお越しください♪





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