紀平氏の修業時代のお話や、カメラのない時代、上達するために名古屋の劇場の映画看板を真似して何度も描いて練習したこと。
大きな看板を描くために、マス目を描いてから下書きをする話は、わかりやすく、見本で説明してくださいました。
映画看板は、映画の上映する1週間で、また別の作品を上から塗りつぶされていくので、当時の作品は残っていません。最後に描いたのは、「風林火山」。
その後、山口県で開催された「技能オリンピック」への出品のため、久しぶりに描いたのは、紀平さんお得意の映画看板「男はつらいよ」の寅さん。
ここで描いたことをきっかけに、手描きの文化を後世に残すため、10年かけて描きためたのが、今回の作品たちだとか。
お客様からの「苦労した点」や「気に入った作品は?」「書きづらい顔ってあるの?」などの質問に笑顔で答える紀平さん。
映画看板をずっと描き続ける紀平さんご自身による貴重なお話に、皆様興味深く耳を澄ませ、時々笑いも起こり、和やかなトークショーでした♪
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