ただいま6階美術画廊では、「備前 山本雄一・竜一 父子展」を開催いたしております。
釉薬を使わず、土の性質や、窯への詰め方や温度の変化、焼成時の灰や炭などによって生み出される自然の色や模様が特徴の備前焼。
長年の経験からその自然の変化を予測し、様々な技法を駆使して作られた作品は、独特の趣きのある世界観を持っています。
山本雄一先生は、人間国宝・山本陶秀先生の長男として生まれ、幼少より父の薫陶を受け備前焼の技法のひとつ「緋襷(ひだすき)」の研究を重ね、現在は岡山県重要無形文化財保持者として認定、目覚ましい活躍を続けていらっしゃいます。
またそのご子息の竜一先生も、祖父の陶秀先生、そして父の雄一先生のもとで修業を重ね、備前焼の伝統を受け継ぎ活躍されています。
▲山本雄一先生の「窯変三方花入」。
「胡麻」「牡丹餅」「桟切」など、備前焼の代表的な焼き色・模様が入っています。組み合わせの妙により、素晴らしい侘び寂びの世界が広がっています。
▲こちらは山本竜一先生の作品。
備前焼ならではの味わい深い土の質感を感じていただけます。
備前焼の器は派手さがない分、お花を飾るととっても映えます。
焼き色や模様も一つとして同じものはないため、それぞれの器の表情を楽しんでみてはいかがでしょうか(*´ω`*)
「備前 山本雄一・竜一 父子展」は3月28日(火)まで。(※最終日は午後4時閉場)
本日は、山本竜一先生がご来場中!
そして週末の25日(土)・26日(日)には、山本雄一先生がご来場されます。
製作の詳しい過程や、作品に込めた思いなどを直接聞ける貴重な機会です。どうぞお見逃しなく!